手袋着用時のスマートフォン操作改善手法の検討
研究概要
本研究の目的は手袋着用時の操作しづらさを改善することである.そこで,どのようなタッチジェスチャが操作しづらさの原因となっているのかを調査するために,数種類のタッチジェスチャの操作パフォーマンスを比較する実験を行った.その結果,手袋着用時は特にマルチタッチジェスチャとダブルタップのパフォーマンスが低下する傾向がみられた.この結果をもとに,拡大縮小の操作を対象にマルチタッチジェスチャとダブルタップ及びその他のジェスチャを比較する実験を行ったところ,手袋着用時はマルチタッチジェスチャとダブルタップを他の操作で代替することで操作しづらさが改善される可能性が示された.
発表論文
阿部 愛海, 鈴木 優. 手袋着用時のスマートフォン操作改善手法の検討. インタラクション2021論文集, pp.328-333, 2021年.