木を傷つけずに木に触れたことを検出するツール
研究概要
人が木に触れたことを検出できるようになると,人に木に対する関わり方が変化する.たとえば,イルミネーションの装飾が施されている木に人が触れると光り方が変わるようにすれば,新しいイルミネーションの楽しみ方を提供できる.これまで植物に触れることを利用した研究が多く行われてきた.しかしながら,樹木のような大きい植物に触れることを検出するツールは未だに存在しない.本研究では,木を傷つけることなく木に触れたことを検出するツールを開発した.本ツールでは,コンクリートマイクを木に取り付けて触れた時に生じる音を取得し,FFT解析と機械学習により触れ方の違いを識別する.また,ツールの使用例として,イルミネーションの実装を行った.
発表論文
- 橋本 レン, 鈴木 優. 木に触れたことを検出するツールの開発. インタラクション2018論文集, pp.212-214, 2018年.