研究概要

人が自身の外界を認知する場合,そのプロセスは感覚と記憶が関連する.動物も人と同じ仕組みで外界を認知しているのならば,認知プロセスの中に感覚と記憶が関係してくると考えられる.動物がどの感覚から得られる情報を用いて記憶を呼び起こし,ものの使い方を判断しているのかを明らかにすることができれば,ものごとに使い方を示唆する知覚可能な手掛かりとしてものの見た目や音,匂い等を統一することができるようになる.そこで,本研究では,動物が自身の外界を認知するとき,記憶を呼び起こすきっかけを与える感覚はどの感覚なのかを明らかにする.これによって,動物が感覚的にものを理解しやすくなり,人だけではなく動物もより暮らしやすい環境を構築することができるようになる.

発表論文

  • 藤原 志帆, 鈴木 優. 犬が記憶を呼び起こすきっかけとなる感覚の検証. インタラクション2020論文集, pp.498-503, 2020年.

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