研究概要

現代では子どもの遊びが多様化し,積極的に絵本遊びをする子どもが少ない.しかしながら,絵本は読み手に多くの知育効果をもたらす.主には「想像力や創造性」,「好奇心や探求心」,「心の豊かさ」が挙げられる.これらの効果を高めるためには,読み手が物語に興味を持ち,絵本の世界観に没入していることが重要である.本研究では,読み手に絵本への興味を持たせ,世界観に没入させるため,想像力や創造性を養う「組み立てる要素」,好奇心や探求心を養う「探す要素」を含む箱型立体絵本Found Boxを開発した.世界観の形成にはブロックを使用し,それらを正しく組み立て,プロジェクションマッピングで映像を投影することで物語を楽しめるようにした.また,ブロックを取り外すことでブロックの下に隠れたものを見つけることができるようにした.

発表論文

  • 佐藤 麻里亜, 鈴木 優. Found box:知育効果を高めるための箱型立体絵本. インタラクション2018論文集, pp.1111-1114, 2018年.

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