研究概要

2020年度より,新たに全国の小学校でプログラミング教育が必修化された.必修化の目的は,子どもに「プログラミング的思考」を身につけさせることと,コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら,身近な生活でコンピュータが活用されていることに気づかせることである.しかしながら,このねらいを全て満たす既存のプログラミング教材は存在しない.そこで,本研究では,プログラミング教育必修化のねらいを達成できるプログラミング教材として,タブレット端末とタンジブルなユーザインタフェースである信号ブロックを用いた信号プログラミング教材を開発した.この教材では身近な生活に使われているコンピュータである信号機を題材とし,新たなビジュアルプログラミング言語として数直線タイプを実装した.

発表論文

  • 大賀 瑞穂, 鈴木 優. 信号機を題材とした小学生向けプログラミング教材の開発. インタラクション2023論文集, pp.625-629, 2023年.

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