研究概要

自己点眼を苦手とする人が存在している.自己点眼補助器具も存在するが,顔に直接つけて使用するものであるため,清潔さを保つことは難しいことや,自己点眼技能の向上に寄与しないなどのデメリットがある.そこで本研究では,自己点眼を苦手とする人が点眼薬を目に命中させることを助ける点眼支援ツールの開発を行った.開発した点眼支援ツールは,スマートフォン用のアプリケーションとして実装し,目薬を画面の指定された位置に配置して使用する.この点眼支援アプリは,カメラで目の位置を認識し,正しく点眼できるように点眼位置を使用者に指示するもので,使用者は画面の指示どおりにスマートフォンの画面に当てた点眼びんごと点眼支援ツールを動かして使用する.

発表論文

  • 大槻 紗也香, 鈴木 優. 自己点眼の負担を軽くする点眼支援ツールの開発. インタラクション2018論文集, pp.236-239, 2018年.

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